スガヤチギの物語 第5話

正月明けにお店を訪れると、トシヒコが働いていて木村がカウンターに座っていた。

 

スガ「おう!?久しぶり。珍しいな」

木村「久しぶり。いやちょこちょこきてるよ?」

トシヒコ「なんか初めて同い年の3人揃ったな」

スガ「あれ、トシヒコも木村のこと知ってたの?」

 

どうやら私は知らなかったが、木村もちょこちょこお店には来ていたようだ。

(そんな話聞いてなかったんだけど、、、)

 

 

そこから、木村と前までは考えられないくらい

色々話した。

過去も、今も未来のことも。

思えば、木村とはずっと一緒だったがお互いのことを深く話したことはなかった。

木村の恋愛も聞けたのは楽しかった笑。

 

話して2時間くらい経った頃、

木村が言った

「俺さ、ここで社員になろうと思ってるんだよ!」

へ????

突然すぎてびっくりした。

木村も同じ大学を卒業してそれなりに大きな会社に入っていた。

なのになんで?木村に聞いてみた。

 

「今の会社いてもなんかつまらないし、やりたいこともできないから!」

 

わかったようなわからないような、、、

 

「そうなんだ」

 

その一言をいった直後木村がいった

「スガヤチギもやってみたら?」

 

 

なんか知らないけど衝撃が走った。

全く無意識だが、私はこの言葉をどこかで待っていたのかもしれない。

いや、というよりこんなにお店に来ていた時点でやっぱり働きたいという気持ちがあったのかもしれない。

 

 

ちなみに私はいまの職場に休みが少ないな程度の不満しか持っていない。

むしろそれ以外はホワイトだなーっっと思っていた。

そんな良い所に入ったのに関わらずやはり物足りなさを感じていたのだろう。

このまま行けば年収700マンくらいでそこそこの生活をして、、、、先が見えていた。

 

木村の一言で少し長い間ができた。

 

「お前がやるなら少し考えようかな」

なんというか反射的にこの言葉が出ていた。

木村は「そっか」とだけ言っていた。

 

ちなみにトシヒコにも木村は聞いていたが、

トシヒコは社員になるつもりはないとはっきり言っていた。

 

 

そうしてお店を後にして、私は家に帰った。

 

色々考えた。

このお店がこれから大きくなる可能性は。

今の仕事と比較してどうか。

てかそもそも何を目指して働いているのか。

自分の心はどう思っているのか。

どのくらい考えたのかは覚えていない。

 

しかし結論が出た。

私も、お店の社員になろう。

将来を考えてもその方が幸せになれるから。

何より店長と一緒に仕事がしたい。

人を喜ばせたいと思ったから。

 

そう決めた

 

だが、、、

この結論がとてつもなくめんどくさいことになっていった、、、

 

 

 

 

 

 

 

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